CHUM APARTMENTのお肉のお話しCHUM APARTMENTのお肉のお話し

「石垣島八重山牛」の特別なお肉のお話し

価値を見出されてこなかった牛たち

 石垣島八重山地方で長年、人々とともに生きてきた牛たち。
人工的な肥育に頼ることなく、 地元の牧草や自然由来の飼料を食べながら育つことで、肉の旨みが深まり、独自の風味が生まれるのです。 ここで生まれた仔牛たちは、日本各地のブランド牛になるべく出荷されていきます。そのブランド牛の元となる仔牛たちの「母親」は、やはり長い年月をかけて牧場で育ち、とても大切に育てられています。しかしながら、そんな「母牛」達は、その役目を終えると多くの場合「経産牛」として低価格で取引され、食肉としての価値を見出されることはほとんどありませんでした。
 「経産牛の肉は美味しくない」「硬くて食べづらい」そういった固定観念のもと、市場では「二束三文」で取引されるのが現実です。しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

新たな可能性への挑戦

私たちは、この牛たちに 新たな価値を見出そうと考えました。八重山の大地で長い時間をかけて育った牛は、ただ「役目を終えた」だけではなく、じっくりと再肥育することで、これまでにない奥深い味わいを持つ肉へと生まれ変わる可能性があります。
八重山の豊かな自然環境のもと、再肥育の期間を設け、 肉質を整え、脂の質を向上させる。そうすることで、従来の「硬い」「食べづらい」というイメージを覆し、赤身の旨みとまろやかな脂のバランスが取れた極上の味わいが生まれます。これは単なる「商品開発」ではなく、食の可能性を広げる社会的な挑戦でもあります。

持続可能な食文化の創造

この取り組みは、ただ「経産牛の価値を上げる」だけではありません。それは 持続可能な食文化を創り出すという、大きな意味を持っています。
 

●フードロス削減:これまで低価格で処分されてきた牛を、価値ある食材として活用することで、資源を無駄にしない。●畜産業の未来を支える:牧場経営において、経産牛の価格向上は、農家の経済的な安定にもつながる。●食/に対する新しい価値観の提供:ただ柔らかい肉を求めるのではなく「時間をかけて育まれた味」を楽しむ文化を広げる。
●フードロス削減:
これまで低価格で処分されてきた牛を、価値ある食材として活用することで、資源を無駄にしない。
●畜産業の未来を支える:
牧場経営において、経産牛の価格向上は、農家の経済的な安定にもつながる。
●食/に対する新しい価値観の提供:
ただ柔らかい肉を求めるのではなく「時間をかけて育まれた味」を楽しむ文化を広げる。

このプロジェクトを通じて、私たちは「八重山の牛を無駄にしない、すべての命に価値を見出す」 という想いを形にしていきます。
一口食べたとき、その深い味わいの中に、 未来へつながる価値を感じてもらえたら嬉しく思います。